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体験談

子供は無限の可能性を持っている!

2014年12月26日  

理想と現実のギャップ

私は平成19年の春、公立幼稚園に就職しました。
就職した頃は、ピアノを弾いていると、「子供を集めるのにピアノを弾いている」と勘違いされ、「子どもは動物じゃないんだから」と叱られたり、子どものために制作をしていても「親へのお土産保育をしてるんじゃないのよ」と言われたりと、あまりにも、自分の描いた保育観と違いの大きさに驚き、一学期の間は公立幼稚園を辞めて、他園に再就職することばかり考えていました。

自分の心が安定していなかったので、当時受け持っていた、たった18名の年少4歳児でしたが、子供達も落ち着いて過ごせるはずもなく、保育も楽しく感じられませんでした。

園児・同僚を祝福することで教育が好転

同年8月末に京都府宇治市で行われた「生長の家教育学会」(生長の家教職員会の実践事例などが行われている行事)に参加し、私の意識は大きく変わりました。
子どもの実相(本当のすがた)を観じ、讃嘆しているつもりでいながら、実際は「子供は神の子」という根本的なことを信じきれておらず、子どもの欠点を良くしようという、我の心で保育をしていたことに気がつきました。

しかし、真の教育とは祈りに徹し、子どもの内に宿る無限の能力を信じ、引き出すことであると改めて実感しました。
また、同じ教員として日々活躍されている方のお話を聴く中で、言葉の力の活用法や「日時計日記を活かしていることを知り、私も実践することにしました。毎朝出勤時に一人ひとりを祝福することによって自分の心も変わってきました。
また、徐々に職員の仲が円満になり、同時に子どもたちも落ち着いてきたようです。
自分の心の持ち方が変ることにより、子供の実相を観ることができるようになり、自園に就職できたことに感謝することもできるようになりました。

T君を変えた言葉のちから

当時、私のクラスにT君という集団活動が苦手でいつも泣いている男の子がいました。
運動会の練習の際、それまで集団を乱してばかりでいるように見えていた私のT君への観方を改めました。
そして「運動会が嫌で泣いてばかりのT君は本当のT君じゃないよ。本当のT君は何でもできるすごいパワーがあるんだから。先生は信じているからね」といった内容の手紙を書きました。

翌日から生き生きと運動会の練習に参加するT君を見て、言葉の力の偉大さを感じました。
今年、年長に進級した彼は、何事も積極的に取り組み、元気いっぱい生活しています。

現在私は、年少4歳児・28名を担任しています。
昨年より10名増え、その元気っぷりは常に教室から飛び出す位の勢いです。
世界一可愛い神の子さん達と出会えたことに感謝し、日々明るく元気溌剌、過ごしています。

これからも祈りを実践して神様に波長を合わせ、言葉の力を使い、子どもの無限力を引き出す教育者として、生長の家の教えを学び、“生長の家の教育法”を学んで、教育現場で生かせることを誇りに思い、教育に携っていきます。
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